PEAQ & La PEAQ


キャストについて


キャストcast=・・・を鋳造する。型にとる。の意味。鋳造のことをアクセサリー業界では、俗にキャストと呼びます。

《鋳造の種類》

T ロストワックスキャスティング;原型をワックス(=ろう)で造る方法
U ロストワックス金型鋳造法;金属で作成した原型を使用する方法。
V ラバーキャスティング;ゴム型を使用し鋳造する方法。

T ロストワックスキャスティングの主な工程

@ワックス(=ろう)で原型を作ります
A湯口(=棒状)をつけ石膏(セッコウ)で固めます
B固まった石膏を熱すると中のワックスが溶けて流れ出ます。
C石膏の中に原型そのままの形の空洞ができます。
D空洞へ高温で溶解した液体状の金属(金やプラチナ)を流し込みます。
E金属が固まった後石膏を壊すと原型どおりの金属が出来上がります。

U ロストワックス金型鋳造法

銀などの金属を使用し、手創りで作成した原型に芯(湯口)をたて、柔らかなゴムの中に埋め込み、圧縮・焼きこみをしてゴム型を製作します。
出来上がったゴム型の側面をナイフで切り、中の金属原型を取り出します。生産する数量の液体状ワックスを芯口から吸入させ、固形状のワックスパーツを作ります。出来上がったワックスをツリー状(木の形)にハンダづけします。
ツリー状のワックスを円柱状の金属に固定し、液状の石膏を流し込みます。この石膏が凝固するまで半日位待ちます。
石膏が固まってから、電気炉で約6〜10時間焼きこみます。
この時、中のツリー状ワックスの部分が溶けて空洞状態となります。円柱状態に焼きあがった石膏型を鋳造機にセットし回転・吸入を加えながら石膏型の空洞部分に高温で溶解した金属を流し込み、凝固させます。石膏を破壊し、中の金属を取り出し湯口を切断し電解・バフ研磨等で仕上げます。

V ラバーキャスティング

ロストワックスと比較し低温加工できるため、通常のファンシーアクセサリーに多く使われています。原型は金属製、木製、ガラス、プラスチック等、200℃以上の耐熱物なら何でも使用でき、溶解温度400℃以下の金属であれば鋳造可能で、通常は材料として錫・鉛・アンチモニの合金が使用されます。錫の割合が70%以上の材料はハイメタルとよばれ、硬質な仕上がりとなります。弊社製品は錫が95%以上の最高品質なハイメタルを使用しています。

画像のクリックで元に戻ります