PEAQ & La PEAQ


売場陳列の基本
The foundations of shop front exhibition
『見やすく、選びやすく、買いやすく』

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手順
1.ゾーニング Zoning ⇒ 2.レイアウト Layout ⇒ 3.ディスプレー Display

 ※Zoning;特定売場でカテゴライズされた商品群ごとの配置領域(ゾーン)を区画すること。
             具体的には、商品群をどの位置に、どのくらいのスペースをとり、どのように配置するのかということ。
 ※Layout;何をどこに、どのように陳列するかということ。
 ※Display;顧客に販売するために商品を並べること。計画性・戦略性を持たせ、装飾を施した陳列方法をディスプレイと呼ぶ。

Point
◇細かいところから手をつけてはいけない!◇
初心者ほど、細かいところから手をつけがち・・・
                   

いきなりアクセサリーを並べはじめたり、それではいくら時間があっても足りない!「見やすく、選びやすく、買いやすい」売場を作るためにも、手順に沿って、
大(全体構成イメージ) ⇒ 中(部分構成イメージ) ⇒小(詳細陳列) の作業を行なう。

◇まずは、ゾーニング◇

Zoning;ゾーニングとは、商品や売場を商品群ごとの配置(ゾーン)を区分する・・・ 最初にこの作業をしておくと、後々の作業効率がアップする。
まずは、大雑把にでもよいので、商品群を区分しておくことが大切!

◇商品の区分方法◇

アイテム別、テイスト別など、様々な切り口が考えられ、店頭の状況や展開時期などを考慮しながら、区分する必要があります。

                             

◇商品構成を考える◇

商品構成を考えるにあたり、まず理解しておく必要があるのが商品分類について、多種多様なコスチュームジュエリー、用途やデザインなど切り口の違いで、いくつかのグループに分類することが出来ます。
主な切り口としては、
オケージョン(occasion)別分類 ; どのような場面で着用するか?イベント・冠婚葬祭・・・
イメージ(Image)別分類 ; シリーズ別、カラー別、デザインイメージ別・・・
テイスト(Taste)別分類 ; デザイナー別、デザインテースト別
アイテム(Item)別分類 ; イヤリング、ネックレス、ブローチEtc.

◆売場の区分方法◆

売場は、大きく、【VMDゾーン】【ストックゾーン】と【スタッフゾーン】に分けられる。

※ VMDゾーン  商品を演出・陳列するスペース
      VMD;ビジュアルマーチャンダイジング(Visual Merchandising)『視覚的演出効果』。お客様に対し『見やすく、選びやすく、買いやすい』売り場を
      総合的に創っていくことが目標となる。
※ ストックゾーン  商品のストックスペース(パーッケージ類も含め整理整頓し、出しやすく管理する。)
※ スタッフゾーン  レジ・包装台など、スタッフが使う場所(売場単位で共有する場合が多い。)

VMDゾーンは、更に【VP】 【PP】 【IP】の3つの場に分類される。

※ VP(Visual Presentation)・・・ ショップイメージを作る場所, 重点商品やテーマなどを表現する。(メインステージ)
※ PP(Point of Sales Presentation)・・・コーナーの「顔」を作る場所, IPの中の代表する商品を強調して見せる。(コーナートルソー・など。)
※ IP(Item Presentation)・・・商品を陳列する場所,商品特性(アイテム、デザイン、カラーなど)で分類して見せる。(棚、トレイ,小什器など。)

◆次に、レイアウト◆

レイアウトとは、商品や什器を 【配置】 すること。
ここで考えなければならないのは、「 どうすればショップ全体をお客さまが回遊してくれるか? 」 ということ・・・これを 『【客導線】を考える』と言います。
ゾーニングと照らし合わせて、回遊性の高い【客導線】を作る努力をすること!
ポイントは、
※『アイキャッチャー(Eye Catcher;人目を引きつける要素=小物などが有効)でお客様を引き込む!』
※『心休まるスペース(空間)をつくる!』など
試行錯誤しながらでもよいので、いろいろトライしてみる必要があります


空間を演出する!!

◆最後に、ディスプレー◆

ディスプレーとは、商品を 【陳列・演出】 することです。商品の魅力を最大限に引き出せるよう、工夫しましょう!


◆演出方法◆

【空間コーディネイト】で全体を演出し、

【アイテムコーディネイト】や【カラーコーディネイト】で、見え方や印象に変化をつけます。
まずは「空間」をきちんと押さえて、印象深いディスプレーを心がけましょう!

「空間」;スペースコーディネート(Spacecoordination)目いっぱい陳列するのでなく、安らぐ空間を演出することが大切です。
「アイテム」;アイテムコーディネイト(Item coordination)の演出。
「カラー」;カラーコーディネイト(Color coordination)の演出。
                 
       目いっぱい陳列するのでなく、コーナーに空間を演出    立体空間=凹凸を演出     テーマを持った打ちだし

ディスプレーでのポイントは、『テーマを持った打ちだしをする!』 ことです。心休まる小物も忘れずにディスプレーして下さい。


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